トイレが臭い?原因と対策方法を解説!
目次
トイレが臭いと感じたときに確認すること
トイレに入ったときに「臭い」と感じたら、次の6つの場所を確認しましょう。
1. 便器のフチ裏
トイレの中で最も汚れる場所といえは便器です。特にフチ裏は目が届かない場所なため、悪臭の元である尿石が溜まりやすい場所です。
ブラシで取れないほど固まってしまった尿石はトイレ用の酸性洗剤を使って落としましょう。
2. 便器と床のつなぎ目
見落としがちですが、便器と床につなぎ目には微かに隙間があり、床に跳ね返った尿など汚れが止まりやすい場所です。放置していると悪臭の原因となるため、歯ブラシや使用しないポイントカードなどを使って汚れをかき出しましょう。
3. トイレの壁・床
トイレの壁や床には、男性が立って用をたしたときに尿や、便器の蓋を閉めずに水を流したときの排泄物を含んだ水が飛び散っています。トイレ用のクリーニングシートでしっかり汚れを拭き取りましょう。
4. 温水洗浄便座と便器のあいだ
温水洗浄便座を使用している場合は、便座をずらし、便器のあいだに汚れが溜まっていないかどうか確認してみましょう。つけっぱなしのまま放置している温水洗浄便座には、尿や便などがこびり付いている場合があります。
5. トイレのブラシとブラシケース
「便器・床・壁、全て綺麗にしているのに、なぜか臭う…」という場合は、トイレットブラシとブラシケースをチェックしてましょう。ブラシに汚れがついていたり、ケースの底に汚水が溜まっている場合は、それらが悪臭の元となっている可能性があります。ブラシを使用した際は汚れが残らないように水で洗い流し、水気をよく切ってからケースに戻しましょう。それでもケースの底にはどうしても水は溜まってしまうものなので、定期的にケースの底を確認し、ペーパーでしっかり拭き取ることが大切です。
6. 換気扇のホコリ
トイレ掃除が済んでもなかなか臭いが消えない場合は、換気扇を確認してみましょう。ホコリが詰まっていると、十分な役割を果たせなくなり、トイレを済ませたあとの臭いがなかなか消えません。
換気扇は最低でも3ヵ月に一度は掃除しましょう。換気扇フィルターを取り付けると、掃除の頻度を減らすことができます。
トイレが臭くなる原因とは?
便器に水がある場合
この場合、掃除不足が考えられます。トイレカバーやマットへのニオイ移りにも要注意です。
最近、トイレを使用していない場合
トイレを長期間使用していない場合は、便器の中の水が蒸発している場合があります。便器の中の水は排水管からのニオイを封じる役目も担っています。このような場合は、水を流すことで改善されます。
洗浄後すぐ便器の水がなくなる場合
洗浄後すぐに便器の水がなくなる場合は、補助水管がオーバーフロー管から外れている場合が考えられます。タンクの蓋を開け補給水管をオーバーフロー管に差し込んでください。
洗浄後しばらくして便器の水がなくなる場合
洗浄後しばらくして便器の水がなくなる場合は、トイレットペーパーが排水路に詰まっていることが考えられます。そのため、吸引カップなどで詰まりを改善させる必要があります。
トイレの臭いを解消するための掃除方法
トイレの臭いを解消するためには、臭いの元を突き止め、念入りに掃除することが大切です。便器や便器のフチ裏が汚れている場合は、トイレ用の酸性洗剤を使って尿石や排泄物をしっかり落としましょう。汚れているところをトイレットペーパーで覆い、その上から酸性洗剤をかけて液垂れを防止します。
汚れがひどい場合は30分ほど放置してからトイレブラシでこすり洗いをしましょう。
壁や床はトイレ用のクリーニングシートで念入りに拭き掃除を行います。
トイレの臭いを予防する方法
トイレの2日を防ぐには、尿はねや排泄物をできるだけ早く除去し、雑菌の繁殖を阻止する必要があります。そのためには、毎日のこまめな拭き掃除が重要です。便器はもちろん、壁の尿の飛び散りを放置していると、悪臭だけでなく黄ばみの原因にもなります。できれば毎日拭き掃除をしておきたいところです。床にマットを敷いている場合は、定期的に洗濯しましょう。
掃除を綺麗にしたうえでトイレ用消臭芳香剤を設置すれば、トイレの嫌な臭いを防ぎ、気持ちよく使用できます。
トイレの節水は可能?
タンクの中に水を入れたペットボトルやビール瓶などを入れ節水対策を行っているご家庭があります。そうすることで、1回で流れる水の量はタンクに入れた体積分減らすことができ、節水効果は抜群です。ただ、これらによってクサリや浮玉、浮きゴムなどの妨げになるほか、故障の原因になる場合もあります。
また、トイレタンクの水の量は、そのトイレに必要な量を計算したうえで作られています。そのため、節水対策によって水の量が減るとトイレ詰まりの原因にもなりかねません。このことから、各メーカーではタンクの中に物を入れる節水方法を禁止しています。
ただし、トイレ詰まりの主な原因は、必要以上のトイレットペーパーを流したり便の量多い時などとなります。小の時なら節水対策後の水の量でも問題はありません。そのことから、使い方によって対応する必要があるといえ、節水=詰まると言い切ることはできません。
以上のことから、節水対策する際は、様々なリスクがあるということを踏まえ行うことが大切となります。
また、最近では節水タイプのトイレも多く販売されているため、トイレが古くなったら、トイレを交換してみてはいかがでしょうか。